野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

沖縄県立芸大でのレクチャーその1

沖縄リサーチ。沖縄在住の美術家の島袋道浩くんと那覇を歩く。朝食を食べたお店で、那覇市立壺屋焼物博物館で赤瓦の展覧会があることを知り、せっかくだから寄ってみようと博物館に向かって歩いていると、偶然、骨董屋さんの前に瓦が積んであるのを発見。1枚100円とのことだったので、その場で叩いて音を鳴らしてみると、かなり色々な音がするので、15枚ほど購入。明後日のワークショップに使えそう。博物館で展示を見る。偶然、今だけ瓦の展覧会をやっている。沖縄の瓦についても勉強する。

 

島袋くんと沖縄県立芸大に行く。音楽文化の先生であり招聘してくださったのが谷本先生、同僚で琉球舞踊を踊られる神谷先生、事務の中野さんとランチの後、明日、明後日の会場も下見し、燃えてしまった首里城の瓦の破片を見せてもらう。この破片を明後日のワークショップでは演奏する。ブリテンのオペラが専門の向井先生は、入試の課題図書に野村誠の本を活用したこともあるそうだ。主任の小西先生とは彼女が静岡大学勤務の頃以来の再会。フルートの飯島先生は今回配信担当してくださる。その他、いろいろ学生の方、先生方、ご紹介いただくが名前を把握しきれない。

 

18時より大合奏場でのレクチャー。鍵盤ハーモニカ・イントロダクションで、鍵盤ハーモニカの実演とお話。ピアノの演奏で、野村誠《Away from home with eggs》。ガチャ・コン音楽祭の話と『無人駅の音楽会』の動画、『瓦の音楽』の話と琉球瓦の演奏。JACSHA(=日本相撲聞芸術作曲家協議会)の話と鶴見幸代さん飛び入りで、野村誠《相撲聞序曲》の演奏。ピアニストの平良明子さんに譜めくりしていただく。『野村誠x北斎』の話の後、いろいろ質問に答える時間。あっという間の2時間だった。

 

鶴見さん、平良さんと夜の公園で四股1000。ホール職員の小川くんも最後は合流。