野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

台湾との打ち合わせ/パープルリボン/アジアの音楽

台湾国家交響楽団(NSO)との打ち合わせ。コーディネートの柿塚さん、NSOのウェイリンとアイリスと。イギリスのオーケストラ(マンチェスター・カメラータ)がリモートで高齢者とのワークショップのトレーニングプログラムをNSOのメンバーと学生を対象に行なっていて、12月16日に行う高齢者のワークショップをリモートで見学し、その内容を踏まえて、ぼくが新曲を作曲し、翌日17日のコンサートでヴィオラクラリネット+ハープ+ピアノの四重奏で演奏する、というもの。一晩で作曲して翌日初演するという一夜漬け企画。台湾に長らく行っていないけど、リモートでコラボできるのは嬉しいなぁ。

 

11月15日のパープルリボンミニコンサートでピアノを弾くので、練習。昨年作曲した《Chant for Sleep》、歌曲《DV撲滅ソング DVカルタを歌にした》は久々に演奏する。DVに関する歌詞をこの曲調で歌われると、どんな気分になるのだろう?当日が楽しみ。《DVがなくなる日のためのインテルメッツォ》も久しぶりに練習。こんな素直に美しい曲を書いていたのだなぁ、ぼく。この気持ちを大切にしたいと思いながら練習。

 

その後、11月30日のコンサートのための曲目解説の原稿執筆。思ったよりもたくさん書いていいみたいだったので、ホセ・マセダについても色々書いた。こちらの原稿が終わった後、同じく11月30日の企画で、20分間インドネシアの音楽についてのレクチャーをするので、そのための原稿を2ページ分執筆。おかげで、Slamet Abdul Sjukurの本とか、1979年から1985年までジャカルタで行われた「若手作曲家週間」の資料などを引っ張りだして読み返したり、いろいろ調べ物して書くのが新鮮。コンサートの詳細は、こちら。

 

siyyon7.wixsite.com

 

実は一昨日、十和田からの帰り道にぎっくり腰になって、昨日まではかなり酷かったが、今日から徐々に動けるようになってきた。明日は元気に動けるかな。