休養モードで充電中。本日は、パソコンの電源を入れなかったので、インターネット・デトックスの1日。いしいしんじさんが訳した『げんじものがたり』を読み始める。京言葉の現代語訳で、源氏物語の今まで読んだどの訳よりも身近に感じグルーヴ感のある語り。
里村さんとお出かけ。熊本県立図書館の前の鰻屋さんに行きたかったので、ランチ。7月の土用の丑の時は水戸にいたので、水戸でウナギを食べた。東日本の蒸してから焼いたウナギも美味しいが、西日本の(蒸さないで)焼いたウナギはまだ食べれていなかったので。
県立図書館で、いろいろ本を眺めて過ごす。『日本の作曲家』という分厚い事典があったので、見てみたら、1247人もの作曲家が載っていて、野村誠も載っていた。2008年に出たもので、おそらくメールか郵便かでアンケートに答えたのかな。こんな立派な本になっているとは知らず。鶴見幸代の隣につんく♂があった。
展覧会の図録を眺めていたら、『奇才 ―江戸絵画の冒険者たち―』という昨年、江戸東京博物館とあべのハルカス美術館と山口県立美術館で開催された展覧会の図録がある。狩野山雪の《武家相撲絵巻》を見つけ、この山雪の絵は、飯田道夫著『相撲節会』の表紙で見たことがあったが、絵巻物なので、全部詳細に見たくて思わず借りてしまう。
熊本の新町にある長崎次郎書店と長崎次郎喫茶室に行く。創業明治7年で、夏目漱石や小泉八雲も通った本屋らしい。洋館の建物と喫茶室の雰囲気もいいが、書店の本のセレクションも凄かった。それほど広くないスペースに、一般書店では見かけないであろう本が次々に顔を見せる。熊本の書店のレベルの高さには、いつも驚かされる。つい何冊も本を買ってしまう。