野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

青少年のためのバリバリ管弦楽入門、初リハーサル

本日は、「世界のしょうない音楽ワークショップ」の今年度4回目。昨夜、「青少年のためのバリバリ管弦楽入門」の作曲は完成したものの、朝起きてから、また手直し、修正などののち、スコアとパート譜のレイアウトの修正をして、お昼すぎにスコア発送。

その後、大阪音大に行き、田中峰彦さんの曲のリハーサルに遅れて参加。シタール、尺八、箏、十七絃、三味線、タブラ、ヴィオラ・ダ・ガンバヴィオラ、ピアノという編成。こちらも2月9日の「世界のしょうない音楽祭」で発表。素晴らしい音楽家の方々と楽器の独特な音色が魅力。

18時半ー20時半の2時間を、分刻みのリハーサルで進めて、20時20分から野村の新曲「青少年のためのバリバリ管弦楽入門」の通しリハーサルをするという計画。ほとんどの人が、楽器の初心者で、譜面が読める人も決して多くない状況で、10分以上ある曲の譜面を渡されて、2時間後には通しているというのは、無茶な話なのですが、今日は、とにかく無茶でもやってみる、という日なので、強引にリードさせていただきました。参加者のみなさんは、そんな中、柔軟に迅速に音楽をつかんでいかれて、素晴らしかったです。また、日本センチュリー交響楽団の楽団員は、明日の定期演奏会のリハーサルが予想よりも長引き、そこからタクシーで直行され、18時40分に到着した瞬間から、全力でのご指導、頭が下がります。そして、大阪音大の先生方も、当日渡された譜面をもとに、参加者の方々に丁寧にご指導していただき、本当に感謝です。

ということで、初回のリハーサルとしては、とにかく通せることが目標だったのですが、なんとかいけました。次回のワークショップでは、どんどん音楽が練り上げられますし、ナレーションつきのバージョンでやってみれると思います。世界初演は、2月9日の「世界のしょうない音楽祭」です。