ロンドンから電車で西に3時間移動し、トーキーに着く。作曲家のヒュー・ナンキヴェルと再会。明日からの4日間、国際アガサ・クリスティ・フェスティバルの準備に合流する。9月15日に行われる「ミステリー音楽」のコンサート、残念ながら、ぼくはイタリアで本番の日で出演はできない。そこで、明日は、映像の撮影をし、野村は映像で出演する。今日は、明日の映像撮影をする場所を見に行った。それは、1000年前の教会跡。森の中を進んでいくと丘の上にたどり着き、廃墟のような教会跡がある。明日、そこでどんなミステリー映像をとるのか、楽しみ。
ヒューと彼のパートナーのキャロラインと、海に行く。気温18度。二人は浜辺で水着に着替えて、泳ぎだす。ぼくは、膝だけまくって海に入った。この人たち、寒くないのかな。
ヒューは、いろいろ回文の歌をつくっているらしい。ポルトガル語の回文とか、ポーランド語の回文とか。「イカ」という歌を作ったと、歌ってくれた。「イカをたべたいですか」という歌詞。それ、回文になってないよ、と言うと、「日本語だと回文なんじゃないの?」と言う。おそらく「イカたべたかい?」を、だじゃ研の人がヒューに教え、それを別の誰かが、丁寧な日本語として教えなおして、回文じゃない「イカをたべたいですか?」と教えてしまったのかな。
ヒューの息子のローリーが、引っ越しのため、久しぶりに、大量の荷物を置くために一瞬実家に置くために帰ってくる。ローリーのバンド「Squid」は人気で、毎日ラジオでもかかっているらしい。バンドのメンバーのキーボード担当は、チェンバロの調律師でもあるらしい。
リビングでテレビをつけると、Brexit(EU離脱)についての話題が延々とつづく。