野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ヘビよカエルよ!作曲が終わるぞーー!

昨日、一昨日で、ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」のイメージが、どんどん明確になっていったこともあって、今日は、作曲も大詰めなので、缶詰になって作曲したくて仕方がないが、鳥取に遠征なのだ。

 

でも、家を出る直前まで、譜面を書き続けていて、京都駅で高速バスに乗った後、結局、バスの中でも譜面を書き続けて、鳥取に着くまで、ほぼノンストップで作曲。へーー、こんな曲になるんだーーー!書き始めた時には、まったく予想もしていなかった音楽だけれども、そして、なんだかんだ言っても、野村誠の音楽なので、やっぱり野村誠らしい音楽なんだけれども、でも、こんな音楽が立ち上がってきたーーーーー。いろいろあったけど、やさしい気持ちになれたような、自分の中から違った感情が湧き上がってきて、自分の無意識の奥底の鉱脈をたどっていった感じもして、これで、佐久間さんと砂連尾さんが踊ってくれるなんて、幸せすぎると思う。巖埼友美さんと吉岡奏絵さんと野村の3重奏だけど、3人だけが奏でているんじゃない。そこにいない人々がうたっている。椅子も歌い、脚立も歌い、机も歌い、山も歌い、川も歌い、雲が歌い、煙が立ち上り、蚊取り線香も歌い、星々が歌い、月が歌い、香港が歌い、インドネシアが歌い、会ったことのないベン・スハルトさんが踊る。ヘビよカエルよ!思う存分、歌うがよい。踊るがよい。香港フィルを指揮するがよい。あなたとわたし、わたしとあなた。問題行動ショー。

 

と興奮して作曲していたら、鳥取駅に着く。あ、3時間20分がいつの間にか経っていた。鳥取銀河鉄道祭の野口くん、木野さんと軽くお話。ホスピテイルの赤井さんとも、ちょっとお話してのち、温泉つかって、気分を入れかえ、明日からは、宮沢賢治!レッツゴー!

【主催】TOYONAKA ART TRIBE #2ノムラとジャレオとサクマの「問題行動ショー」 ヨソモノになるための練習曲 | 豊中市立文化芸術センター