野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

十和田のまちのピアノをめぐるちいさなツアー

3月に行った「十和田のまちのピアノをめぐるちいさなツアー」の動画が公開になった。お宅にお邪魔し、それぞれのピアノにまつわる物語を聞き、ピアノを即興で弾いた2日間。いろんな出会いがあったことが、懐かしい。このツアーの体験をもとに、その後「十和田十景」という10曲のピアノ曲を作曲。明後日のコンサート「ピアノの本音」で、世界初演する予定。この十和田での時間を、明後日は滋賀の人々と追体験

 

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明後日の「ピアノの本音」@Stimmer Saalに向けて、準備中。ピアノを弾くだけでなく、ピアノについて調律師の上野さんと語るので、そのためのレジュメも作成。野球のピッチャーとボールの関係に喩えて、鍵盤とハンマーの関係を説明したりする。

 

FEDEXの集荷が来て、無事に「しょうぎ作曲」の楽譜をロンドンに発送完了。7月にロンドンでの図形楽譜の展覧会で展示される。現地で額装のアイディアを練ってくれるので、早めに発送。どんな展示になるのだろう。行けないのが悔しい。

 

「問題行動ショー」の作曲も進めている。クラリネットとヴァイオリンとピアノの3重奏。香港のi-dArtの人たちは、毎日、毎日、同じような絵を描き続けている。あの悩まずに、どんどん描き続ける姿に触発されている。とりあえず、楽譜を書き続けて、どんどん上書きするように書いていくと、どんな音楽が残るだろうか。もう既に、曲を書いている今でも、ぼくの中で佐久間さんや砂連尾さんが踊っている。そして、巌埼さんのヴァイオリンと吉岡さんのクラリネットの素晴らしい音と共演するのが楽しみで仕方がない。

 

高砂部屋の朝乃山が、優勝争いのトップにいるのだが、今日の栃ノ心にはなかなか勝てないだろうなぁ、と思っていたら、勝負審判の物言いで思わぬ白星が転がり込んで、単独トップに。