野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ピアノの研究

本日は、即興とピアノを教える日。ピアニストの方が訪ねて来て、色々、ピアノと即興を巡って、いろいろお話をしたり、即興をしたり、ピアノを弾いたりする。とりあえず、「十和田十景」の10曲を初見で弾いてもらったり、「福岡市美術館第2集」の9曲を弾いて聞かせたり、弾いてもらったりする。モンポウの左手のための曲を弾いてもらう。ギギーの新曲を初見で弾いてもらう。そんなことをしているうちに、だんだん日曜日の「ピアノの本音」でどんなことをするのか、どんな話をするのかを聞いてもらい、実際に聞いてくれる人がいると、参考になって助かる。例えば、ピアノを弾く時に、椅子はどこに置くのか。どこを正面をして座るのかを考え始めると面白い。ピアノの歴史とともに、ピアノの鍵盤数はどんどん増えていっているのだが、その時々で、真ん中になる鍵盤は違う音である。ミとファの間が全体の真ん中だった時もあれば、ドが真ん中だった時もある。この鍵盤の中心の位置とペダルの位置が一致するわけではないことも、面白い。他にも、実際にピアノの中を見てもらいながら解説したり、鍵盤ハーモニカと比較して解説したりする。日曜日の「ピアノの本音」(@Stimmer Saal)の見通しが立つ。

 

その後は、「問題行動ショー」の作曲を少し進める。そして、一年前の香港の頃の日記を読み、いろいろ思い出し、ドキドキする。

 

外ではカエルが鳴いている。