野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

XTCの共同作曲

ヒューの家は合宿所のようになっている。オクスフォード大学教授のEric Clarkeがパートナーのキャサリンと来て泊まったし、ハダスフィールドでヒューがやっていたコミュニティ音楽グループDangerous Volumeのメンバーだったデニスも泊まる。エディンバラから来た音楽家のキランもいる。息子のフランクもコンサートのためにロンドンから帰省。ノーウィッチからトランペッターのクリスも泊まりに来ている。だから、エディンバラから来たデイブは昨日はホテルに泊まった。

 

今日は、Dartmoorに出かけ、2時間のハイキング。休日を楽しく過ごす。昨日の深夜2時間踊り続けた50代、60代の人々が、今日は2時間歩き続ける。体力あるなぁ、みんな。

 

歩きながら色々喋るのも楽しい。EU離脱で食べ物が国産の野菜だけになって、カブとジャガイモだけになるんじゃないの、なんて冗談、皮肉、ユーモアを語るのがイギリス人。

 

ロックバンドのXTCに関する本「What Do You Call That Noise? An XTC Discovery Book」という本が最近出版されて、その本に、デイブもヒューも原稿を書いているらしい。あとで本を見せてもらうと、なんとヒューがXTCのメンバーの一人にインタビューしていて、しかも作曲のプロセスなど音楽的なことを詳しく聞いている。オーケストラと仕事もして、XTCの音楽も分析して、認知症の人や子どもと音楽をつくる。ヒューの守備範囲の広さがあるからこそ、彼の音楽は誰も排除しないでインクルーシブになれるのだと思う。

 

ということで、ヒューの「イカ」という歌をここにご紹介しておきます。

 

soundcloud.com

 

そして、ヒューがインタビューをしている本がこちら。

 

burningshed.com