野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)土俵開き

台風が接近しているが、なんとか奇跡的に雨があがり、朝9時より予定通り、あけぼの公園の土俵でリハーサル。まずは、全員で「高望みはしませんの儀」を練習。豊乃國さんをリーダーにしての四股の後に、エンリコをリーダーにしてのボディーパーカッション。そして、てっぽう四重奏にあわせてエンリコの太鼓。新潟の相撲が、違った音楽と出会う時間。

11時より本番。

触れ太鼓で商店街を練り歩き、街の人々の笑顔と交わって後、太鼓の練り歩きは公園に戻り、滑り台の上で太鼓を叩くエンリコとのセッションになる。その後、拍子木が打ち鳴らされ、清めの儀が始まる。土俵の上には、砂の山や盛り塩。JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)3人の創作祝詞などの後、高望みはしませんの儀を経て、方屋開口。酒を振るまい、触れ太鼓が土俵を3周し、拍子木により土俵開きの儀が終わり、奉納が始まる。土俵を整備し、甚句会の歌があり、四股、ボディパーカッション、てっぽう、太鼓、甚句、瞽女歌と続いて後、指相撲大会(楽器の応援つき)が予想以上に盛り上がり、化粧回しの披露で本物の化粧回しに触れ、最後ははね太鼓。無事、土俵が開かれました。不思議な地域のお祭りのようなパフォーマンス。

終わった後に、土俵で相撲をとる姿も。元力士の人と相撲をとらしていただいたのは、有り難い経験でした。

エンリコのカルボナーラをいただき、杉浦家で団欒の午後、アーティスト/リサーチャーのハナムラチカヒロさんが突然来訪。急にアートフォーラムになったり、昼寝したり。昼以降は、台風に備えて、室内で語り合いました。