野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ドビュッシーもシューマンも大変だったんだ

怒濤の週末が終わり、ほっと一息。朝目覚めて、BBCRadio3の今週の作曲家は、シューマンシューマンの晩年、オーケストラの音楽監督になってデュッセルドルフに移住して後のお話。しかし、なかなかシューマンがオーケストラの楽団員からも指導力がないと非難されたりして、大作曲家も大変だったんだなぁ、と思い、ぼくも頑張ろうと思う。先々週に聞いたドビュッシーにしても、イギリスのオーケストラを指揮している最中に、拍が分からなくなって、オケがバラバラになって、仕方なくドビュッシーはやり直すしかないと、オケを止めようとすると、オーケストラが意地でも止まらずに頑張って、なんとか復活した、というエピソードとか。天才作曲家たちが完璧であったどころか、失敗もいっぱいしたのか、と思うと、勇気づけられます。

イラストレーターの下平晃道くんと偶然会って、久しぶりにお話できました。

香港のベリーニより連絡があり、あと1週間ちょっとで香港なので、準備するものないか、など、いろいろ確認。ぼくが住むのは、東華三院という病院の複合施設のJockey Club Rehabilitation Complexという1000人以上の様々な障害をかかえる人々が利用するリハビリサービスの中にあるi-dArtという多様な人々が対等にアートをできる環境を促進するアートプロジェクトに招聘されている、と理解しております。で、住むのは、どうも、そのリハビリテーションセンターの中。ぼくの部屋のすぐ側で、数多くの利用者さんが過ごすスペースがあったりするらしく、昼ご飯と晩ご飯の2食は、そこで食べられるらしく、移動は自転車じゃなくて地下鉄がいいとのこと。

今日は、ほぼ一日、家で過ごしたので、自炊もできましたし、ちょっとずつ家も片付けられました。また新たな人生を再起動するために、ちょっとお掃除とか洗濯とかしております。そして、自宅にいるので、色々音楽を聴けるのも嬉しいです。

校正作業も、進めております。