野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ぼくの邦楽を教えてくれた親友

本日は、パリ在住の箏曲家の日原史絵さんに会いました。史絵ちゃんは、1997年に野村が初めて書いた箏曲を委嘱してくれた人。当時は、まだ東京藝術大学の学生さんでしたが、谷中のご近所さんで、96年-99年頃には、頻繁に会っていた友人です。山梨の実家に行ったこともあるし、山梨での史絵ちゃんのお姉さんの展覧会で野村の「押亀のエテュード」の初演にも立ち合ったし、山梨のホテルでの元日の演奏会で、野村作品を演奏していただき、そこでトークをしたこともあります。忘れていたけれども、史絵ちゃんにピアノを教えたこともあるらしい。作曲家の鶴見幸代の家で初めて会ったのも、史絵ちゃんの家でした。ほぼ20年ぶりの再会で、20年のいろいろを語り合いました。20年って、あっという間だったなぁ、そして、史絵ちゃんがパリでいかに活躍しているか、そこまでどのような苦労や苦難を乗り越えてきたかを聞いて、嬉しくもあり、励まされる気持ちでもありました。

その後、ディディエの仮面のワークショップで即興の演劇に合わせて音楽をして後、夜はディディエ家でのパーティー。アーティストのメディとも15年ぶりくらいの再会。友人と再会できることは、旅の喜びでもあります。

やぶくみこさんのグンデル演奏。そして、野村の鍵ハモ演奏を、お披露目しました。ヨガは音楽で、ヨガはメロディーで、ヨガはハーモニー、という言葉に出会いました。深夜まで交流が進みました。これで、パリでのワークショップは終了。明後日からマルセイユです。