野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ベートーヴェンのワークショップ

朝、起きて、昨夜書いていた譜面を、軽く校正してから、送る。本日のワークショップの導入で、日本センチュリー交響楽団の楽団員の方々と5重奏をする。

出かける直前に、田原市図書館での「うたう図書館」での中学生とつくった歌の合唱、伴奏付き譜を書いて、送る。

大阪音大に行き、「世界のしょうない音楽ワークショップ」の今年度2回目。最初に、オーケストラメンバー一人ずつの楽器を弾きながらの自己紹介がある。ヴァイオリン、クラリネットコントラバストロンボーンの4人。その後、これに野村のピアノが加わった形で、昨夜書いた新曲を演奏。337拍子に基づく曲。最後に、他の皆さんも一緒に手拍子で加わってもらう。楽しく初見演奏できて、よかったです。

その後は、オーケストラメンバーが、ベートーヴェンの「英雄」を題材に、ワークショップを行う。色々、手拍子でリズムをやってみたり、変奏してみたり。ベートーヴェンの曲をそのまま真似しているわけではないのですが、なんだかベートーヴェンの気分が出てくるところが、不思議と面白い。

京都に戻ると、東の空には、下弦の月シリウスが輝く。シリウスを見ると、冬がやってきたなぁ、と季節を実感。

帰宅後、山本麻紀子さんと巨人プロジェクトに関して、電話で打ち合わせ。その後、里村真理さんとJACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の次年度に関する打ち合わせをして、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」no.35「一週間」をクイックで作曲して、就寝。