野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

緑のあいのてさん

岐阜に来ております。本日は、あいのてさん。11年前(2006年度)に「あいのて」というテレビ番組を1年やりまして、幼児向けの音楽番組で、かなり実験的な内容でした。その時に出演していたのが、野村誠片岡祐介尾引浩志の3人組で、番組内で「あいのてさん」と呼ばれておりました。


6年前から、毎年、岐阜で、「こどもはなうたコンテスト」が行われ、そこでの審査委員長をあいのてさんでやっております。本日は、第6回目の授賞式。ユニークな子どもたちと出会えるのが、本当に幸せなのです。

そして、はなうたアンバサダーに任命されたコーシロー君との1年ぶりの再会も嬉しかった。彼は8歳になっていて、4歳でグランプリになり、5歳、6歳と3年連続グランプリになったレジェンド。殿堂入りして、今は応募資格がないのですが、それでも、新作をとりためているらしい。本日、授賞式後、楽屋に遊びにきてくれて、いきなり即興セッションが始まり、そこでの音のセンスに脱帽しました。本当に凄い才能の持ち主だと思う。緑のあいのてさんになりたい、との自己申告があったので、共演の機会を本気でつくりたい。

夜は、ビッカフェにて、あいのてさんコンサート。本日は、冒頭に5万曲のレパートリーを誇る「茶碗蒸しリスペクト」としてのライブをして、その場で「誰もが聞いたことのない曲」のリクエストを受け付け演奏する。その後、即興で演奏が第1部。休憩後、楽器の紹介や説明をした後、最後に、あいのてさんの定番の曲を演奏して終わる、という今までにない構成で新鮮でした。また、あいのてさん、やりたいなぁ。音のためならどこでも行きます。気軽にお声がけ下さい。

ホテルに戻り、「かずえつこと 即興のための50のエテュード」第9番「いつの間にか日本」を作曲。インドネシア風の音楽が、いつの間にか和風になっている、という曲。