野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

咳をしても ひとりじゃない

本日も愛知大学にて授業。現代文化コースの80名ほど。まず、話をする前に、全員で何かをしてみよう、ということで、全員で「咳」をするアンサンブル。これを指揮者つきで即興でやる。意外に面白い。舌打ち、指を叩く音、声などもやってみる。このように、大勢で音を出すことを、シンフォニーと言う、という導入から、日本センチュリー交響楽団のコミュニティ・プログラムの話をする。21世紀のオーケストラについて語り、「世界のしょうない音楽祭」の映像を見せる。その後、JACSHA(日本相撲聞芸術作曲家協議会)の話をして、相撲と音について語り、呼出しという仕事とアーツマネジメントの共通点について語り、現代音楽と相撲との出会い、コンテンポラリーダンスと相撲との出会いについて語って、映像も見てもらう。最後は、全員で触れ太鼓のリズムを叩いてもらい、それに合わせて、ピアノを弾く。今みたいに、ピアノと全員、ソリストと全員の音楽を、協奏曲(コンチェルト)と言うと言って、今日は、シンフォニーで導入して、ピアノコンチェルトで終わりました、と告げて終了。

午後は、愛知大学の教員、学生さんと、田原の図書館を訪ね、図書館でのアートプロジェクトについての打ち合わせをする。学生たち、司書さん、それぞれの視点でのアイディアあり。

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