野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ペンザンス最終日

イギリスのコーンウォール州のペンザンスにおります。何でも昨日、ロンドンでテロがあったそうで、ご心配の方々に、まずは無事をご報告いたします。我々は、イギリスの田舎におります。今日が3日間のワークショップの最終日。午前中は、昨日の巨人の歌の2番の歌詞を作詞。Holiburn is looking and watching the chess game. He's making pictures and writing. Shall we play together? They all play together by the sea. Having fun. という歌詞ができる。この歌を歌いながら、「かごめかごめ」をする。真ん中に座る人を一人でなく、2人や4人にして遊んでみる。「かごめかごめ」の歌詞を、子どもたちにアルファベットで聞こえたように書き取ってもらい、歌ってもらう。面白い音の翻訳。
巨人の身体の中の音を、声や身体で表現してみる。面白い音がいっぱい出てくる。日本の子どもの作った曲を聞いてもらい、日本の子どもたちのために竹楽器にメッセージを書いてもらう。午後は、子どもたちに瓦の話もして、瓦の鍵盤の音も含んだ即興演奏(by 野村+やぶ)を聴いてもらい、その後、野村の8歳の頃に作曲したピアノ曲を9歳の子どもたちに聞いてもらい、野村(ピアノ)+やぶ(パーカッション)での即興演奏を聴いてもらって後、昨日と今日つくった歌を野村のピアノ伴奏で歌ってもらい、最後は、みんなで竹楽器を演奏し、教室に戻って、ヘレン先生の提案で輪投げ遊びをする。巨人が巨石を投げて輪投げ遊びをしたのだ。これでアルヴァトン小学校での3日間が終わり、ペンザンスを後にして、デヴォン州のトーキーに向かう。ヒューが待っている。2時間半の電車の旅の後、乗り換えようと思ったら、スーツケースがなく、どうやら盗難にあったらしい。多くの同乗しているイギリス人が助けてくれる。有り難い。悪い人もいれば、良い人もいる。ヒューと再会。パスポートや財布などはあるが、衣服などがなくなってしまった。警察に連絡して、落とし物窓口にも届けて、ひとまず、やれることはやったので、ヒューから着替えを借りて、休む。