野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ケンハモナイト、猛練習中

「ピアノの本音」の第2回が終わったと思ったら、今度は鍵盤ハーモニカ。あなたは、一体、何屋さん?と思われるかもしれませんが、バッハだって、オルガンを弾き、チェンバロを弾き、クラビコードを弾いていたわけですから。

というわけで、本日は、鈴木潤さんと6月10日(金)の京都でのケンハモナイトに向けてのリハーサル。潤さんにタイの民族楽器ケーンの音楽のCDをお貸しして、これを題材に新曲をお願いしていましたが、できてきました「ちいさなきっかけーん」!鍵ハモデュオの名曲が、また一曲増えました。10日に世界初演です。

ぼくの「お酢と納豆」は、もともとアコーディオン独奏曲で、独奏は独奏で難しいのですが、それを二人に分けると簡単になるか、というと、一人が両手でやっていたことを、二人に分けているので簡単になる部分もあるのですが、逆に、アンサンブル的には、難しくなるのです。一人だと、右手と左手でテンポの取り方がずれることはありませんが(一人なので)、二人だと、これがなかなか難しい曲。何度も練習して、色々、息が合うようになってきました。常に、心の中で「お酢と納豆」と言い続けると、うまくいきます。

最近は、蛍が楽しめるのですが、今夜は、下鴨神社の周りで多数目撃。きれいな水の環境を増やして、蛍が楽しめる日本でありたいものです。

ということで、金曜日、京都での久々のケンハモナイト開催です(9年ぶり!)。ちなみに、9年前は、オオルタイチ君とかが出演してくれたりしました。

http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20070624

6月10日(金)

18:00開場/18:30開演
前売り\2500/当日\3000

<出演>(順不同)

野村誠 × 鈴木 潤

鍵盤ハーモニカ合奏団「けんはも」
  北村麻也子、中西大介、福谷一美、聖代橋 郁子

夏秋文彦

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CAFE CUBE(細見美術館
http://www.artcube-kyoto.co.jp/cafecube/
京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
https://goo.gl/maps/crQYSruc6NK2

ご予約お問い合わせ
isuinu@gmail.com
075-811-0229(聖代橋)


今回は、循環呼吸で鍵ハモを吹く日本の鍵ハモ界を代表する鍵ハモ奏者の一人、夏秋文彦さんも出演します。そして、バス鍵ハモの第一人者である鈴木潤さんも出演。そして、まだ聞いたことがないのですが、京都から鍵盤ハーモニカ合奏団「けんはも」も登場します。鈴木楽器が試作した木の鍵ハモのお披露目もあります。夏秋文彦さんと鈴木潤さんと野村誠の3人が一度に集まる、まるで火星と木星土星が同じ星座に集まったような一夜になります。野村誠の作曲作品の中からは、鍵ハモ四重奏の「FとI」(1999)、さらにはアコーディオン独奏のための「お酢と納豆」(2013)を鍵ハモデュオ版にアレンジした「お酢と納豆」も演奏します。さらに、鈴木潤+野村によるコラボ作品の新曲、そして、タイの民族楽器ケーンの音楽を題材に鈴木潤さんに書き下ろしてもらった新曲「ちいさなきっかけーん」も演奏します。どうぞ、どうぞ、この機会をお見逃しなく。最後にお客様も参加型のセッションがあります。ケンハモはじめ楽器を持参出来る方はご持参下さい。