東京藝術大学千住キャンパスのスタジオAにて、千住だじゃれ音楽祭「熱タイ音楽隊の1週間」を開催。15時開演。「野村さんの企画だけは、お客さんがいつも遅刻して来る。」とスタッフの橋本くん。野村企画が定刻に始まったことはないそうで、他の企画より時間にルーズな観客が多いらしい。能見さん、胡舟さんの司会もスバラシイ。甲斐田さんの映像「熱タイ音楽隊の1週間」を鑑賞。濃厚な1週間を40分に凝縮。映画の世界から飛び出したように、そのまま続いて、「タイの村祭り」の実演。アジア風の衣装の我々。客席にも笑顔。その後、鼓の小川実加子さんの指導による鼓のリズム講座「すっぽんぽん体操」を体験して、前半終了。休憩後は、タイでも度々、箏の独奏をしていただいた松澤佑紗さんに、今日は独奏ではなく、野村のピアノとのデュオで登場していただいた。実は、彼女とデュオをするのが、今日が初めて(メメットとのトリオとかはあるけれども)。彼女の箏とピアノでのデュオは、音色が美味しく、味わい深く、ぼく自身非常に楽しみました。その後、「六段」も演奏。フランチェスカに急に譜めくりをお願い。ありがとうフランチェスカ。それにしても、難しい曲だ(自分で作曲したのだけれども、、、富田珠里ちゃん、上手に弾いていたなぁ)。でも、楽しいな。また演奏したい。箏コーナーの非常に緊張感のある演奏から一転して、小日山拓也さんが、バンコクで活躍したブタの人形で、ぼくが鳥のシュールな人形で、ブヒ―、ピーと鳴く音で開始した即興は、だじゃれ音楽ワークショップでも数多くの体験の集大成のような即興演奏で、誰か指揮者がいるわけではなく、15名ほどの演奏にも関わらず、変幻自在のアンサンブルだった。「Treasure」を歌って後、観客参加型の「タイの村祭り」を経て、終演。バンコクツアーの成果を十分感じた2時間半でした。その後、音楽之友社「教育音楽」の取材を受けて後、打ち上げ。石橋鼓太郎くんの卒論を読んだり、フランチェスカと千住の今後について語ったり、美術家の北澤潤さんのインドネシア行きについて語り合ったりした。来年度は、いよいよ千住のプロジェクト6年目。インドネシアに行きましょう。7年目はイギリスとの交流かな?皆様、おつかれさま。