野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

山形じゃあにぃ

山形に来ました。絵本作家という枠には留まらない山形出身のアーティストの荒井良二さんと、久々の再会です。荒井さんは、9年前、ぼくが「あいのて」という番組をやっていた時に、番組の美術全般を担当していただき、その後も、何度か一緒にワークショップをして、特別な時間を一緒に過ごした仲間なのです。分野は全然違うけれども、共感するところがいっぱいな兄貴なのです。

東北芸術工科大学の先生の宮本武典さんと、大学院生さんや大学の職員さんも空港まで迎えに来てくれて、そのまま1時間以上、北上して、新庄というところまで行く。来年、第2回「みちのおく芸術祭」(山形ビエンナーレ2016)をやるので、色々場所を見に行くのです。家から空港まで、1時間半くらい、飛行機に1時間半くらい乗って、着いたと思ったら、また1時間半。山形じゃあにぃなのです。昔、蚕の研究をしていた研究所を、現在は新庄市で環境芸術祭やマルシェやカフェなどに活用していて、どこの国にいるか分からないような不思議な空間があったりして、缶から三線を作っている人がいたりもするのです。またまた、車に乗って、1時間。喫茶店がパン屋になっていて、天然酵母のベーグルがあって、BGMは「はっぴいえんど」の後、ホーメイがかかる。近くにスーパー銭湯があって、そこに、使われなくなった巨大銭湯があって、そこで、時々タブラやサントゥールや映像と音楽や様々なライブをやったりしているのだそうです。大学の倉庫には、あいのてのセットや、昨年の芸術祭でつくったオブジェなどが保管されていて、足踏みオルガンなんかもあるのです。明日のライブに使います。

その後、荒井さんと二人で色々語りました。