野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

勝野さんとのデュオ

東京のホテルをチャックアウトして、京都に戻ります。台風は接近中の模様。こんな日に、京都でライブです。お客さんゼロかもしれないですが、とにかく帰ります。東海道新幹線は、無事動いておりました。

自宅に戻り、高松でリハーサル中の富田珠里さん、大田智美さん、菊地奈緒子さんと、スカイプ。3人が野村の新曲「六段→交段→空段→穴段の調」を練習している様子を聴かせていただく。なかなかスカイプでは、細かい音のニュアンスまで聞き取れませんが、それでも自分が書いた譜面を初めて実際に聴く体験は、何とも言えない興奮があります。大変良い演奏で、本番が楽しみです。明日は高松公演、明後日は京都公演、31日に東京公演です。

ということで、大雨の中、cafe ZANPANOへ。今日は、京都の天才ギタリスト/コンポーザーの勝野タカシさんとのライブなのです。「これでも、祇園祭山鉾巡行やったらしいで。しかし、さっきから次々に避難勧告も出たりしてるし、今日は来てくれんでも仕方ないわ」と勝野さん。そんな中、勝野さんの新作の歌、ぼくの新作の歌をリハーサルしていきます。勝野さんの歌ですが、ぼくがピアノで加わることで、どんどんアレンジが変わっていきますし、ぼくの歌も勝野さんのギターが加わり、どんどん曲調が変わります。一緒に作っている感じがあって、楽しい作業です。

そして、大雨洪水警報のどしゃぶりの中、二人、また二人、と次々にお客さんが来ました。ああ、こんな雨の中、来ていただいて、有り難いですし、その期待に応えるだけの演奏を聴いてもらいたいですし、色々な思いが交差します。

「宿題とあそび」と題して、宿題としての新作の歌3曲と、遊びとしての濃密な即興演奏。ピアノとギター以外にも、フライパン、玩具、カリンバ、鍵盤ハーモニカ、などで演奏していきました。

また、秋ごろに、次回をやりたいです。次は、どんな天気でしょう?皆さん、ご来場、本当にありがとうございました。