１月の北斎バンドinマレーシア（野村誠ワークインプログレス２）の記録映像のチェックのため、野村幸弘さんが我が家に来て下さりました。インドネシアのスボウォさん、タイのアナン、マレーシアのカムルルという東南アジアの３人の奇才が一同に介しただけでも凄いのに、あいのてさん３人（尾引、片岡、野村）もいて、さらに、邦楽界の達人、お箏の竹澤さん、尺八の元永さんが加わったのです。その奇跡の現場を、野村幸弘さんが撮影し、薮公美子さんが録音。本当に贅沢な時間でした。
映像は、全部で４作品
１ Kuching Yoi Toko
２ Koto and Situr
３ String Quartet
４ Basaga Hotel
となりました。これは、本当に４楽章構成の作品のようで、幸弘さんの映像と編集に驚きました。編集チェック後も、幸弘さんと久しぶりに、ゆっくり語り合いました。
これに加えて、映像では伝えきれないクアラルンプールでのコンサートの模様は、録音音源で。こちらは「Rain for Rest」と題する共同作曲作品や、最後の奇跡の即興セッションなど非常に魅力的な音源があります。
近々、クアラルンプールの国際交流基金に納品される予定です。いずれ、どこかで上映会もしたい、と思います。東南アジアでの即興プロジェクトは、２００４年のバンコク、２００５年のインドネシア、２００７年のタイ／カンボジア、２０１１年の台湾、２０１３年のマレーシア、そして、今回の２０１５年のマレーシア（日本、インドネシア、タイの音楽家も交えて）とあります。共有する場を作りたいです。ご興味のおありの方、誰か、企画して下さい。
