野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

作曲⇒ラジオ⇒ガムラン

「哲学カフェオーケストラ庄内」というプロジェクトを行っております。このワークショップの内容を踏まえて、昨年7月に初演した「日本センチュリー交響楽団のテーマ」の第1稿を改訂し、グレゴリオ聖歌の「怒りの日」の替え歌「今年もよろしく」などを加えた「日本センチュリー交響楽団のテーマ」の第2稿に書き変えております。

夕方、ラジオ関西に電話出演し、「瓦の音楽」について語りました。(「瓦の音楽」のCD制作の支援を募っております。ご支援していただいきました方々には特典がつきまして、3,000円という少額から、受けつけているようです。詳しくは、こちらをご覧下さい。)

https://readyfor.jp/projects/3318

夜は、ガムラン。「釜ヶ崎オ!ペラ」で共演したロバート・ギルドンが相棒をともなって、遊びに来てくれました。子どもガムランは、相変わらず新曲をつくり続ける子ども達で、本日は、「てぃとぅてぃとぅてぃー」、「ちぎれべるべれ」、「さよならうまたくん」、「かたつむむり」の4曲が誕生。「てぃとぅてぃとぅてぃー」では、3つの両面太鼓の片側を、三角形に向かい合うようにして、それを3つ交互に叩く奏法がユニーク。「ちぎれべるべれ」は、音が「ちぎれる」ので、突発的で間が多い曲で、最後の終わりの合図の時に、足を高くあげてから太鼓を叩くところが特徴的。「かたつむむり」では、曲の終わりの合図は、「で、ございます」と言う言葉で、この終わりも斬新。たった30分ほどの間に、次々に新作のアイディアを出し続ける子ども達に脱帽。

大人ガムランは、初めて参加の人も多く、大人数での迫力ある即興になりました。