野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

クチンへ

マレーシアは熱帯の強い日差しです。午前中、KLでの会場を下見。音響機材、会場の響き、空調のノイズなどをチェック。昼ご飯は、ニョニャ料理。国際交流基金の谷地田さんと打ち合わせ後、空港へ。インドネシアから到着のスボウォさんと1年半ぶりの再会。この天才音楽家は、様々な楽器を持って来たようで、ワクワクする笑顔が嬉しいです。「瓦の音楽」、「千住の1010人」、京都ガムランの話など近況を話す。その後、タイからアナン・ナルコン到着。先週はミャンマーに。マレーシアの後も、またミャンマーに行くらしい。いつ大学で授業しているのだろう、この人は?尾引さん、片岡さん、竹澤さん、元永さん、幸弘さんも無事到着。飛行機でボルネオ島のクチンへ。飛行機の中で、江戸時代の木琴に関する中溝一恵論文と南北と木琴に関する鵜飼論文を読んで北斎プロジェクトへのテンションが高まる。クチンは雨季らしく雨。熱帯雨林の香りがし、森からは聞いたことがない鳴き声が響き、爆音の音楽と雷が遠くで響いている。