野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

愛知大学にて

今日は2週間前に続いて、愛知大学メディア芸術専攻に、授業に出かけて行きました。極力ぼくが仕切らずに、学生達が主導で授業を進めてもらいました。ぼくが仕切って、みんなと作品を作るという体験でも良いのですが、そういう段階は前期で体験済みらしいので。このワークショップ演習という授業は、主体的に積極的に動いて自分達の問題を解決していく力をつける科目なのだろうと理解したので、とにかく、それをやって欲しいなぁ、と思って、見守る授業に徹しました。学生さん達は、戸惑いながら、周りの様子を伺いながらも、最終的に何かを達成できたようです。

そして、1月に愛知大学で行う「復興ダンゴ」の公演と、結びつかないようで結びついたような講義になりました。大正時代は、15年弱だったのに、自動車やタクシーが始まり、ミルクキャラメルやカルピスが生まれ、宝塚歌劇団吉本興業が誕生し、関東大震災や第1次世界大戦があり、電気やガスや水道が始まるなど、激動の時代だったようです。ちょうど100年前です。あれから100年で、日本も大きく変わったようにも思いますし、今と似た時代のようにも思いました。