野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

敬老レース

ということで、町内の運動会。本日は、大玉転がしに出場。リレーでも走ることになり、リレーの決勝でも走ることになり、結局、グランド3周。無事、怪我もなく、なんとか完走。

種目の中に、「敬老レース」とうのがあって、65歳以上の人が参加なのです。ピストルの音と同時に、杖をついたり、歩行器を使ったり、孫の手を引いたり、というお年寄りが数十名、コースに沿って、競争もせず急ぎもせず、皆さん非常に自由に10mほど歩き、景品のお赤飯を受け取る、というもの。これレースちゃうやん!でも、ピストルが鳴ってから歩き始める。あれだけ大群の高齢者の行列は、なかなか見たことがありません。凄かった。

その後、荷作りして東京に移動してホテルにチェックイン後、「音まち千住の縁」ディレクターと打ち合わせして、新幹線の車内で作曲中だったピアノのための9つの小品「アーツ前橋」の6曲目「アルカンタラー橋」を作曲。譜面を書く時には、あんまり考えずに直感で筆が向くままに、良い曲にしたいなぁ、ということも大事ですが、そのために守りに入らずに、こう書いちゃったらどうなっちゃうんだろう、という道を選択しつつ均衡を保ちながら書いてみること、を心がけています。