野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

展覧会千秋楽

アートスペース虹での個展も、本日が最終日。展覧会場に行くと、90年代にギャラリーそわかで5連続展覧会をし、京都シティギャラリー実行編や歩行器や路上バンド、菊づくり、植木屋の友人が小学生の娘さんと来て、画廊の前でお待ちかね。懐かしく語り合っていると、90年代にお世話になったギャラリーそわかのオーナーさんから画廊に電話が入り、お話する。何というタイミング。「なんかハード・エコみたいなのないんかな。」「人力は可能性あるな」と帰って行くこの親子を見送ると、入れ違いに、かつてのギャラリーそわかのスタッフさんが「ケーキ買って来たけど、タクシーの中に置き忘れてしもた」とやって来る。昨夜、京都市役所前で踊っていたダンサーさんがやって来て、畑を始めたそうで、色々情報交換。オルガンを演奏するぼくの足を、映像に撮影。

アルファベット店長さんが来てくれたり、ゼストでセッションする髭のキーボーディストも登場。色々、親子でも登場。新聞社の別の論説委員の方が来て話して行った後、80年代後半から90年代前半、西部講堂連絡協議会でお世話になった方が、現在の西連協の人を伴って登場。

展覧会のリピーターが何人かいます。「また、来ました」とか、「今度は子どもを連れてきました」とか、嬉しいです。「今日はデートですが、近くに来たので、また寄りました」という若者達。今回の出展作品の一つで合作をした5歳児とそのお母さんも登場。アクセサリー作家さんが「この布を野菜で染色したらいい」と提案。他にも、親子で何組も登場。瓦が低い位置にあったのは、子どもにも良かったようだ。

民博での展覧会で収蔵庫を一緒に回った美術家さんのご夫婦が子連れで現れたり、かつての虹スタッフで熱帯音楽祭の仕掛人の方が来られたり。京都芸大同窓会のような感じになる。

一昨日は静岡県立美術館に勤める友人が来てくれたけれど、今日は静岡市美術館に勤める友人が来てくれる。徳島の美術館の学芸員さんもやってくる。大阪や神戸の美術館関係者の方々もご来場。皆さん、こんなに来ていただけて、感謝です。

クローズ間近に、息を切らせて、大学のアートプロデュース学科の先生が「間に合った」とやって来る。「楽しそうで来たかったけど、入試があって」と。そしたら、しばらくして、彼女の学生もやって来て、急に先生の顔に。伊丹のアイホールでのワークショップに参加してくれた方も来場。

これで6日に及ぶ展覧会が閉幕。レスキュー隊のおかげで撤収し、家に帰ると、お隣さんがやって来て「来週の町内会の運動会ですが、リレーに出る人が出られなくなったので、出てもらえますか?」と言われる。1週間オルガンを踏み続けたので、足腰も鍛えられたし、リレーも出ることにする。夕食後、カフェにて妻と打ち上げすると、あのオルガンでライブやって欲しいとのお話をいただき、6日間酷使したオルガンは、メンテナンスをして、次なる出番に備える必要がありそうです。そして、酷使した野村の足腰もメンテナンスして、まずは来週の運動会に備えます。そして、これから「足踏みオルガニスト」としての人生が始まります。