野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

展覧会2日目

本日も昨日同様7時間近く画廊で過ごしました。カボチャの蔓が刺繍糸にしっかり巻きついてくれました。仙台の知人に展覧会をご案内したところ、そこからの指令で、京都の方が見に来てくれたりします。人の縁とは、本当にすごいなぁ、と思います。展示もちょっとずつ変わっていきます。そして、オルガンを弾いているうちに、画廊で曲が生まれていきます。ここは、展示する場でありつつ、演奏する場でもあり、語り合う場でもあり、創作する場でもあるのです。虹のオーナーの熊谷さんのお人柄と鋭い触覚と思いが、色々な渦を生み出します。

かつて大学の教員をしていた頃のゼミ生がやって来て、懐かしく語り合い、もうすぐお母さんになる報告を受けました。また、実は結婚しました、報告も受けました。野村誠があいのてさんとは知らずに来て、実は昔あいのてさんの大垣公演を企画したという方にもお会いしました。瓦は本当に良い音がします。本当に鳴らし方は人それぞれです。

ダンサーの方がその場で踊りだし、踊りとオルガンのセッションが繰り広げられる場面もありました。カボチャやレタスも、随分色んな人のダンスや音楽を体験して、戸惑いつつも喜んでいることと思います。実は青森の展示も見たという方が来られたり、名古屋での「プールの音楽会」に出演した方と再会したり、他の画廊のスタッフの方、美術作家さん、美術館の方など美術業界の方ともお会いしますし、画廊巡りを次々にされておられる方ともお話します。甘夏ハウスさんも登場。

足踏みオルガンは自転車に似ています。足を速く動かすと音量が上がり、足をゆっくり動かすと音量が下がります。それは、自転車におけるスピードのようです。しかし、自転車とは違う筋肉の使い方で、筋肉痛に要注意です。