野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ケーンハモセッション

ジムトンプソンアートセンターの事務所を、2度目の訪問。今日は、タイ東北部(イサン)の笙(ケーン)の奏者のエンさん(Sariwitさん)と会うことになっている。ケーンと鍵ハモで、コラボレートできないか、ということでのミーティング。初めてタイに来た92年に、ケーンを買って帰って以来、ケーンを即興で吹いたりはしているし、梅津さんとケーン即興などもしたことがあるし、タイのマヒドン大学で、ケーンいっぱいのセッションもしたことがあるけど、ケーンの演奏をちゃんと聞かせてもらうのは、初めてかも。当然だが、鍵ハモと似ているところと違うところがあるので、色々参考になるし、音色が似ているので、セッションしても音が溶け合って面白い響きになる。来年、コラボレートをするとして、どんなアプローチになるのか、と質問される。タイ人は、気が早い。タイの東北地方の人柄はどんな感じなのか、と質問すると、1)おかしなことが好き、2)セックスの話をするのが好き、とのことだった。セックスの話をするのが好きなのは、男性だけに限ったことではなく、話題にすること自体が、子孫の繁栄にもつながっていくとして、奨励されている、とのこと。