野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

綾部にてワークショップ

脱原発の動きが熱い大飯原発から20kmしか離れていない綾部におります。あいのてさんのワークショップですが、午前中に散歩をしていたら、竹林で竹を切る人と遭遇。これで、「これからソーメン流しするんです」とのこと。こうやって竹を切って、その竹でソーメン流しができる素晴らしい環境を一瞬にして人が住めない環境にしてしまう危険性を、原発が持っていること。福島の立ち入り禁止地区にも、きっと、こんな素晴らしい環境がいっぱいあったんだろうな、と思いながら、散歩を味わう。

京都府北部に移住した、かつて京都市内で知り合ったアート関係の友人達のことを知る。畑をやっていたり、自然農の野菜の宅配をしていたり、カフェを始めていたり、そして、そんな中でゆるやかにつながるネットワークが形成されていたり。そして、不思議なことに、脱原発の運動を通じて、また、人と人がつながっているようです。原発に反対したり、訴えるだけでなく、そうした活動を通じて、派生する新たな人間関係をいかに豊かにしていくか、いかに楽しんでいくか、というのも、大切なことのようです。

ワークショップの中では、小金井で生まれた「せーの」や「1234」が発展したり、千住で生まれた「こおとチェンジ」をやったりもしました。

空き時間を使って、ちょっとずつ「静岡県立美術館」の譜面作成中。11曲中、半分あたりまできました。順調に進めば、5月4日頃に、全曲完成の見通しです。なお、空き時間を、この曲の作曲にあてているため、また、世の中は連休なので、事務的なメールの返信に関しては、主に、5月7日以降に返事を開始する予定です。ご迷惑をおかけしております。