ホエールトーン・オペラの第2幕始まる。4つの小学校で、第2幕の10曲をやる。第2幕には、インストの曲が4曲、歌が4曲、speaking rhythmの曲が2曲ある。だから、それぞれの学校が、インスト曲を1曲、歌を1曲、そして、speakingの2曲を担当する予定。
Loddiswell Primary School
9:15-12:00
13人の子ども。まず、ヒューがストーリーを説明。ぼくが鍵ハモを演奏。
まず、全学校共通の「魔女の呪文」をやる。オリジナルの呪文を教えた後、日本語で、「構成、常にAとBを交互にやります。まず、大声で始め、魔女役の声のソロの即興が始まったら、音量を下げます。」と読み上げ、ここで聞き取った言葉を、子どもたちに言ってもらう。そこから、こんな呪文になった。
Master Kazimass
Matara Too ne ni
Mother Korsi Tara
Suleymuss Suleymuss
「常に」は、Too ne niと見事に聞き取れたようだ。「始まったら」の「まったら」が、MataraやMotherに聞こえたようだ。「下げます」は、Suleymass(さります)と聞こえたようで、惜しい。ただし、正解することが目的ではなく、新たに呪文を生み出すことが目的なので、こうしたずれがいいのです。
続いて、歌「相撲ガールの哀歌」も、新たに作りました。この哀歌は、新たに歌詞を作って良いが、《C,E,F,G,B♭》という5音音階を使うことになっている。第2幕の歌は、4曲とも全て違う音階によっている。
There's a black cloud over my head
And I'm feeling alone and depressed
Miserable and down in the bumps
I'm an unloved damsel in distressed
I'm a chunky sobbing weeping willow
さらに、インスト曲「Overture」を作りました。
譜面には、
1)オスティナート
2)ベース
3)メロディー1
4)メロディー2
が書かれているが、この子ども達が、この曲を演奏するのは、難しい。しかし、ホエールトーン・オペラは、オリジナルと可能な範囲内で関連していれば、いくらでも作り変えて良いというルールがあるので、今回は、子どもたちと新たに1)〜4)を作る。木琴、鉄琴、リコーダー、太鼓という編成で、Kipと先生がヴァイオリンを弾く。編成的に、ちょっとガムランのようだし、北斎の描いた四重奏のようでもある。
午後は、East Allington Primary Schoolにて、13:00−15:15
同じように「魔女の呪文」をやる。こちらは、人数が多いのもあり、聞き取りもなかなか。
Oso maso
Sagimass adimass
Majimay Korfay
Onimatoya Hajimay
「下げます」をSagimassは、ほぼ正解。masoは、「魔女」。「構成」がKorfayになったようだ。Hajimayは、「はじめ」と聞こえる。「はじめ」という単語が終わりに来ているところが面白い。
歌は、「Honeysuckle」。この歌は、《C,E♭,F,A,B♭》という音階で、常に輪唱で歌われる。同じ音階で、新たな歌詞で、輪唱を作った。
grass so I can play football
daisies scattered on the grass
trees so I can climb them
tree with a fancy tree-house
という歌に
インスト曲は、Hippo in the bath
1)口笛+楽器
2)リーダー+全員
3)楽器での会話
4)(無音)楽器を振り子のように動かす
という構成になっているが、それぞれは解釈の幅は広い。
1)口笛に合う楽器を子どもたちに訪ねると、ヴァイオリンとオーシャンドラムになった。
2)リーダー+全員は、ヴァイオリン、太鼓、ブームワッカーの3群に分かれ、それぞれに指揮者がいて、指揮者の真似をすることに。3人の指揮者の曲。
3)楽器での会話は、二人ペアで、合図が出たら、二人が楽器で会話をする
4)全員で、楽器をスイングする振り子の動き