野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

らくがっきスタート

宮城県仙南地域にあるえずこホールにやってきました。(ぼくが知る限り)住民参加型プロジェクトを日本一徹底して押し進めている公共ホールだと思います。住民とホールとアーティストの3者が協力して、次々に新しい企画を打ち出してきました。

ぼくも、日英共同のオペラ創作プロジェクトホエールトーン・オペラ」(2004〜2006)、
住民参加型の総合音楽劇「十年音泉」(2006〜2007)、
音楽屋台プロジェクト(2007)、
保育園児の即興ピアノ表現をアーティストの視点で分析・研究する「キーボード・コレオグラフィー・コレクション」(2009)
で関わってきました。このホールには、いつも魅力やワクワク感が溢れています。

そして、本日より、野村誠+宮田篤によるらくがっきが始まりました。これは、美術+音楽+駄洒落の3要素を融合するプロジェクトです。音楽と美術のコラボレーションなどと言っても、なかなか面白いことって難しいんですけど、音楽と美術を、駄洒落を媒介にして結びつけてしまうのです。

で、できるできる、さっきょく歌。ピアノ、ハンドベル、尺八、マンドリンの絵描き歌もできあがりました。楽にこれらの楽器で遊べる方法を、歌にしている最中で、それがらくがっき帖になります。

高校生だったメンバーが、今日、成人式だったらしく、突然、着物姿で見学に来たりして、いつの間にか大人になっていました。

つづきは、また明日。