野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ロンドンのSpitalfields Summer Festivalの野外ステージでパフォーマンスをしました。ビジネス街のランチタイム(12:30〜13:30)に、昼休みを過ごす人たちがたまたま立ち寄るという環境で、観客参加型のコンサートをしようという意欲的な企画です。共演は、Chris Dowding(トランペット)とBobbie Gardner(キーボード)。クリスは、観客参加型でやりたいと言うので、そのコンセプトに則って、ぼくは新曲「てぬき4番(No Notes 4)」を作曲したのだ。

1曲目 鍵ハモソロ
2曲目 即興トリオ(ミ、ファ、#ファ、ラ、♭シ、シの音階に基づく)
3曲目 野村誠作曲「てぬき4番(No Notes 4)」世界初演(観客参加)
4曲目 ホエールトーン・オペラより「Hippo in the Bath」(観客参加)
5曲目 その場で作曲(観客参加)
6曲目 野村誠作曲「てぬき4番(No Notes 4)」世界初演(観客参加)
7曲目 トランペット・コレオグラフィー(観客提案のアイディアによる)
8曲目 ホエールトーン・オペラより「Hippo in the Bath」+トランペット・コレオグラフィー(観客参加)

というコンサート。ロンドンの街中のオフィス街のランチタイムに、野外でここまで観客参加のコンサートをやってしまったこと、そして、思った以上に観客の人々が参加してくれたことが驚きだった。主催者も、こういう参加型というのは、観客が退いてしまうことが多いけど、すごくいい感じに参加できて本当に良かったと喜んでくれた。こういうことを、東京のオフィス街のランチタイムに可能かなぁ。。。あと、「てぬき4番」は非常にうまくいったので、今後の公演では、何度もやってみたいと思う。

17th June
"WHALETONE OPERA" with audience in the market
Market stall at the edge of Market Street (London)
in the Spitalfields Summer Festival
with Chris Dowding
organised by Spitalfields Music
http://www.spitalfieldsfestival.org.uk/


その後、国際交流基金のロンドンオフィスに打ち合わせに。7月8日の18:30〜の鍵盤ハーモニカのレクチャー/コンサート。第1部「楽器の説明」、第2部「体験コーナー」、第3部「コンサート」となります。英語でレクチャーをするので、できるだけ原稿をしっかり書いておくと、今後にも使えるので、これから時間を見つけては、作文していこうと思う。