野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

即興→撮影→作曲(特別支援学級にて)

烏山小学校での特別支援学級でのワークショップ(芸術家と子どもたちのASIAS)
今回は、1回目は、即興演奏をして撮影、2回目は、子どもたちと編集映像を見て、気に入った場面をピックアップ。
3回目は、それをもとに野村が作曲した鍵ハモトリオを子どもたちに聞いてもらう、という構成を考えた。

これは、「ウマとの音楽」を作曲した時のプロセスをやってみようと考えたのです。
つまり、
1回目→バーミンガム郊外で、ぼくがウマとやった即興演奏を野村幸弘が撮影
2回目→野村幸弘が映像を編集し、映像作品「ウマとの音楽」を完成
3回目→映像作品を譜面に起こし、それをアレンジして、アコーディオン+ピアノ版「ウマとの音楽」を完成
というプロセスを、子どもたちとやってみよう、ということです。

10人くらいの子どもとの45分セッションを3セッション、やりました。
撮影は、先生2人に1カメ、2カメと担当してもらい、各先生には、?セッションにつき10分以内に厳選して撮影すること、全体を漠然と撮るのではなく、局所的に面白いところ(手元とか、口とか)をアップでフォーカスして撮る、ということをお願いしました。

セッションが相当面白かったのですが、映像が相当面白かったです。
先生が子どもを見ている視点に触れることができ、なかなか勉強になりました。とにかく映像が面白かった。先生とこういう形でコラボレートできるとは、思ってもいませんでした。

次回(12月4日)が楽しみですが、その前に12月2日に映像の編集作業をします。子どもたち、先生、スタッフ、ボランティアの皆さん、おつかれさまでした。