野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

休みました

東京に戻りました。
今日は、横浜で佐久間新さんと打ち合わせをして、三輪眞弘さんのガムラン作品を聴くつもりでしたが、疲れがたまってたので、休みました。考えたら、帰国してから、少し働きすぎだったので。
のんびりしました。


そう言えば、観客のプロ、小暮さんのブログに、一昨日のことが書いてあります。
http://kogure.exblog.jp/7682415/
そうそう、良い鑑賞者に自分の音楽を鑑賞され、批評されたいから、ぼくは、路上とか小学校とか老人ホームとか、色んなところに出かけていったのかもしれません。

90年ごろ、pou-fouというバンドをやっていた時、ライブに来てくれるお客さんから、本当に色んな感想を聞いたし、意見を聞いた。お客さんのコメントは、本当にぼくの創造力を刺激した。

ところが、92年にpou-fouのCDが発売になった時、雑誌とかに載った記事は、ほとんど同じだったのに愕然とした。レコード会社が作ったプレス用の資料と、中沢新一さんのライナーの文章に、ほとんど右にならえばかり。(違った感じのは、カイトランドにパララックスレコードが書いてくれたものと、細馬さんが花形文化通信に書いてくれた記事くらいだったような、あ、どっちも関西のフリーペーパーですが、、、)。発信している側としては、これは、本当にがっかりでした。

その場に立ち合ってくれる人がいて、見届けてくれる人がいて、発信する人が始めて存在できるんですよね。ま、ぼく自身も、作者でありつつ、立ち合って、見届ける鑑賞者の立場にも立って、そして、そのことを自分のブログとかに書いたり、言語化して、再度、思い起こして考えたりしているわけですけど、、、、、。

ということで、皆さん、ライブの感想など、このブログにいっぱいコメントいただけているのを、とても幸せに思っています。もっと、書いてくださいね。