野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

interactive artとcommunity music、

interactive artとcommunity musicの学生がコラボレートしています。
どちらも観客の参加を促す仕掛けが絡んだりしつつ、でも、参加することに意義があるわけではなく、アートとしてどう成立するか、ってことなのですが。

ぼくは、現代の音楽で面白いと思うのは、要するに「何でもあり」な状況になったので、誰でも音楽が創作できる、という希有な状況が生まれていることです。シェーンベルクも、ケージも、クセナキスも、メルツバウも、お経も、サインウェーブも、車のエンジン音も音楽だ、という時代なのです。これは音楽じゃない、というものを作る方が難しい。

だから、コミュニティミュージックと呼ばれる分野の人が、狭い意味での「ミュージック」にとらわれずに、伸びやかに活動していくと、本当に、いろんな「ミュージック」が生まれてくる気がします。11月6日に生まれた言葉、「Frunmanaized Music」をやっていくことが、テーマですね。もっともっと、Frunmanizedしていきたい。

今日も、Frunmanized improvisationをしました。