瓦の音楽ー伝統産業と作曲家の出会い

大阪のアートエリアＢ１にて、ラボカフェスペシャル「瓦の音楽ー伝統産業と作曲家の出会い」を開催いたしました。大阪大学コミュニケーションデザインセンターの木ノ下智恵子さんの進行で、野村誠、やぶくみこ、さらには淡路島アートセンターのスタッフも加わってのディスカッション、映像紹介、そして、演奏、会場からの質問に答える、と盛り沢山な内容でした。雨天にも関わらず、多数のご来場ありがとうございました。そして、CDも多くの方にご購入いただきまして、ありがとうございました。

CDを既に聞いている方々からは、やはり実際に見ると、また違った体験だ、とのコメントをいただきました。見えないからこそ、想像が膨らむし、音に専念できる良さがCDにはありますし、ライブは、聴くだけでなく見る楽しみがあります。一曲ずつ違った瓦を演奏するので、転換に時間がかかりますが、それでも、実物を見る面白みはありますね。

質問も、随分と濃密な質問が多数出まして、シェーンベルクやケージやバルトークの話から、コミュニティミュージックの話から、作曲家と演奏家の分業や兼業の話から、新しい民族音楽という話から、地元の人々との信頼関係をどう築くかという話まで、本当に色々考えさせられる内容の濃い時間でした。

いつか、映画「瓦の音楽」が完成した際には、再びラボカフェにて、上映会＋トークを実施したいと思いました。関係者の皆様、本当にありがとうございました。

ちなみに、「瓦の音楽」のCDは、Nadiffで取り扱いが決まった他、京都では、100000tとhifi cafeで扱っていただいております。また淡路島アートセンターのホームページ上でも購入できます。詳細はこちら。

http://awajishima-art-center.jp/news/archives/2015/05/_musik_genteng.html

７月２日には、東京にて、「瓦の音楽」の映像とトークによる会を行います。１９時〜アサヒアートスクエアです。