野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

 谷中のお散歩

東京芸大の音楽環境創造科の学生達と、谷中のお散歩をしました。プロジェクトという授業で、秋のアートリンク谷中で企画を立てて実行するのです。で、たまたま、先日、芸大の北千住校舎を覗きに行った時に、谷中の地図を広げて、会議をしていたので、千駄木住民で谷中の裏道を日々お散歩しているものとしては、一緒に散歩しようという話になり、なぜだかツアーコンダクターのような感じになってしまいました。2時間たっぷりお散歩しました。

その後、もんじゃ屋のよしかわさんのところへ行きました。(このプロジェクトのアドバイザー役を頼まれている作曲家の樅山智子さんも合流)。お店のお客さんからも、学生達は色々アイディアをもらっていました。

よしかわのおばさんに、ぼくの「作曲家になったお年寄り」という本をプレゼントしたところ、「いつでもいいから2冊持って来て」と、先に2冊分の本代をいただいてしまいました。

老人ホームに音楽がひびく?作曲家になったお年寄り

老人ホームに音楽がひびく?作曲家になったお年寄り

後で2冊届けに行くと、先ほどのお客さんと一緒にまたお話しすることになりました。
悩める学生達に対して、
「若いうちは体力もパワーもあるんだから、やりたいこと全部やったらいいのよ。」
自分達で企画もして、演奏もやって、全部やればいい、とのことです。頭がいいから考えたり悩んだりするけど、やりたい気持ちを先行させて、どんどん行動すればいいのに、とのことでした。

ここのもんじゃ屋さんは、11年前に美術家の島袋道浩と二人で入って以来、ずっと親しくさせてもらっています。ぼくが今日よしかわに行ったことは知らないはずなのに、さっき、ベルリンの島袋から、来月東京に寄るから一緒によしかわに行こう、とメールが来ました。