Hugh Nankivellとホエールトーン・オペラのスコアを作成している。この作品は、第１幕を０４年１月に日本で、第２幕を０４年６月にイギリスで、第３幕を０５年２月に日本で、第４幕を０５年９月にイギリスで、ワークショップを通して作った作品。それぞれの簡単な譜面やメモなどの資料をもとに再演可能な作品として、スコアを作成していく。
スコアと言っても、ルールだけが決まっている曲もあるし、文章による説明が多くなる。ヒューが日本語が分からないし、まず、ヒューと相談しながら、英語で１曲ずつスコアを作る。それを、ぼくが日本語訳していく。その間に、ヒューは次の曲のスコアを英語で書いている。時々、相談して、なんというか、楽譜を書くときって、いつも一人なんだけど、完全に流れ作業で、面白かった。歌詞を書き入れるのに、まず楽譜を３部コピーして、１枚目に日本語で歌詞を書き入れ、２枚目に日本語をローマ字表記で歌詞を書き入れ、３枚目には歌詞の英語訳を書き入れる。
こんな風にスコアを作っていたら、何というか会社をやっているような気分になったのです。なんだか、作曲会社みたいなことをやってみたいな、と思ってしまいました。
