野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

鐘を鳴らしに行った最初の2回の日記!!


そして、ついに見つけた。鐘を鳴らしに行った日記を。

25 April
Escrickまで自転車で行く。教会のタワーの入り口から螺旋階段を昇ると、上につく。Robert以外に、Mike(彼は鐘歴15年、2年前にはCambridgeでtheology、1000もの教会の鐘を鳴らしたことがあるという)。Katy(中国系の女の子)、Vela(?)は化学のTシャツを着たおばあさん。そして、もう一人は忘れてしまったpenyだったっけ?彼女は月に1回くらいしか練習に来ないから上達しないと言われていた。Robertが鐘を見せてくれた。少し仕組みについて分かる。
5人でやる練習は、のどかでよい。リズムはややばらけても、でもその雰囲気は良い。少し教わった。ロープがたわまないように、上下する練習。手を離すのが大切なんだ。なぜなら引っ張った後一気に加速し、その後減速する。この一番速いときに、それをもったら大変な目にあう。一度、手を離し損ねて大変でした。Sorryと言ったら、Robert「ぼくにsorryと言う必要はない、自分の手にsorryと言いなさい。」
上を見てはいけないと言われた。なぜなら、場所によっては天井から埃が降ってくるから。それにしても、こんなことが、とっても、とっても、むずかしい。練習の後、pubに行った。Bell ringing業界の話。セカンドハンドだと5000ポンド位でもあるらしい。イギリス中に4,000もの教会、20,000のringersがある。でも、田舎だと十分な人数がいなかったり、逆に誰かがいろいろツアーすることもある。南アフリカにも1つ、ジンバブエケニアにも一つ、オーストラリア10くらい、ニュージーランドに4つ?アメリカ、カナダにも10以上。でも、他のヨーロッパ諸国はクロマティックで方式が違うし、もっとランダムでイギリスのように数学的ではない、と言っていた。そうそう、クオーターピールというのは、45分くらいかかる曲なのだそうだ。これをEscrickでやれば10年来初の試みらしい。マイクは8月に1週間で65だかの教会の鐘を鳴らすらしい。普通こういうイベントは何かのチャリティーのためだったりして、チケットを5ポンドで買ったりして、車を乗り回し教会を梯子する。どう考えても変だ!ドリンクを売ったりして、それは別のチャリティーだったり、とのこと。

さらに、
2 May
今日は前と比べて人数が多く、子どもも何人かいた。一人の男の子は、ベルの鳴らし方を既にマスターしている左利き。もう一人の女の子は小学生という感じで、レッスン2、手をはなすやつをやっていた。手をはなさないと天井に行ってしまうよ!左手はどっち!女の子のを見て、ぼくも感じがつかめる。一番小さい男の子は3段も台を積んでやっていた。少し分かったことは、常に置換が起こるとき、誰の次かを考えているようだ。だから、常に見ている方角が変わるわけ。
You are supposed to enjoy this.と言っていた。自転車に乗るようなもの、と言っていたけど、水泳に乗るような感じだ。

そして、次の表が何かのヒントかも?

123456
2①4356 ①→2
24①536 ①→2
4251③6 ③→4
452③16 ③→4
5④3216 ④→5
13425⑥ ⑥→1
31②456 ②→3