野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

書類を書きながら妄想が膨らんだ

久しぶりに料理をした。最近、外食ばっかだったなぁ。弦楽四重奏のCDを聴いたり、スコアを眺めたりする。
国際交流基金の申請書を加奈ちゃんと一緒に書くつもりだったが、加奈ちゃんは神戸まで大友さんのライブを見に行きたいみたいなので、でも、12月1日〆切だから今日やらなくっちゃだから、ぼく一人で書くことにした。ぼくもライブに行きたい!
で、申請書を書いていく。申請書に書く表現って、P-ブロッがイギリスで公演することの意義とか書かなければいけないんだけど、ただ、たまたまイギリスで知り合った人が、是非やろうよ、って言ってくれたから、なんて書いても通るわけないので、申請書向きの文章を書いていたら、どんどん面白くなってしまって、このイギリス公演を通して、日英の新たな鍵盤ハーモニカネットワークを樹立し、2007年には賛同する日英の音楽家とインターナショナル鍵ハモ協会みたいなのを設立し、2008年に日本で鍵ハモフェスティバル、2010年にはイギリスで鍵ハモフェスティバルを実現させ、2012年のロンドンオリンピックに関連させて、2012年にはロンドンで開催する、などなど、書いちゃった。
こういう申請書や企画書を書くことはほとんどないけど、たまにこういうのをやると、頭の体操にいい。というのも、こういう書類は、話の通じない人が読むだろうし、その頭の固い人に通じるように自分のやりたいことを書く、というのは、結構考えさせられるのだ。
いつもやるのは嫌だし、作曲中とか忙しい時には絶対嫌だけど、これから1ヶ月はほぼ全部の仕事を断ったから、時間に余裕があるから、こんな書類も書く気がする。