野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

中野裕介のできかけ

高松から京都へ移動。里村さんと合流し、高島屋イベントホールで開催中の中野裕介展に。20年近く昔の平面作品から、最新のゲームや、映像を含むインスタレーションまでで構成される大規模個展で、非常に見応えがあった。里村さんが2年前に不知火美術館で企画/担当した中野さんの展示で初めて試みた(と思われる)要素がいっぱいあるので、熊本でチャレンジしたことが、東大阪を経由して、京都にやって来た感じがして、熊本県民として、それはちょっと嬉しい。プラレール、しんとくまる、など、長年続けて取り組んでいるテーマがあるのに、やり始めたばかりのワクワク感、若手作家のような初々しさを失っていない。そこが中野さんの素敵なところだ。本日は、イベントとして、薩摩琵琶と語りによるパフォーマンスもあり、プロジェクションされる数々の言葉と耳から飛び込む言葉が交錯する体験で、異界に誘われる。初期の平面が見れられたのも、この作家の奥行きを違った角度から体感できてよかった。

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中野さんとも少しお話もできる。

 

その後、京都駅の伊勢丹の美術館で開催中のみうらじゅん展で、数々のみうらじゅんコレクションや少年時代のスクラップ帳や漫画などを見る。本当に好きなんだろうなぁ、と。

 

夜、佐久間新さんと里村さんと3人でお茶。3月の熊本での問題行動トリオに向けて、自由に話し合う。