野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

歯医者に行った/新倉壮朗の映画/オハイエ音楽隊

今日は、歯医者に行った。歯医者は耳で体験する場だと思う。目隠しされて、口を大きく開けて、歯科医の顔は見えないけど、声は近くで聞こえるし、口の中で色々な音を出されるし、、、、。

 

ピアノという楽器は中毒性があるのか、気がつくとピアノを弾いていて、なかなかやめられない(少しは領収証の整理もしたけど、、、、ほぼ音楽)。幸い、音楽家なので、これが仕事でよかった(でも、領収証の整理もしなければ、、、)。鍵盤ハーモニカも吹き始めると楽しいし、こんなに長年仕事にしているのに飽きないで夢中になれているので、一生こうして音楽をしていくのだろう(そうした音楽の合間に、相撲の稽古したり、数学したりして息抜きをしている)。

 

演奏することを心底楽しんでいる人といえば、新倉壮朗さん。彼についてのドキュメンタリー映画の第1弾が出てから10年以上の月日が流れた。

 

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第2弾の映画の編集が終わり、完成の映像を見せていただく。大友良英巻上公一、會田瑞樹、山下洋輔片岡祐介梅津和時など、色々なアーティストとセッションしている映画で、これはタケオくんのドキュメンタリーであると同時に、21世紀前半の東京の音楽シーンのドキュメントにもなっているなぁ、と思う。完成と公開が楽しみ。

 

オハイエ音楽隊との2回目のワークショップに向けて、先月のワークショップの動画を見たりして、メンバー一人ひとりの音楽性や性格や特徴をつかんでいくことが必要。あと、オハイエ音楽隊は、知的障害のある人たちだけが30人ほどいるが、音楽指導者の人が10人ほどいるので、この音楽指導者の方々一人ひとりの個性や能力を発揮できるように、色々企てていきたい、と思った。