不知火美術館での展覧会『表現は日常にこだまする』が無事オープンしたはずで、美術館に足を運びたいが、
今日から日田。パトリア日田(日田市民文化会館)での公演『どんどん日田どん!』(1月29日)の準備中。
不知火美術館の展示が1月29日まで、パトリア日田の本番が1月29日、霧島アートの森での平川渚展で1月15日に行う演奏を行い、その後、会期中(〜2月12日)に会場で演奏の動画が流れる予定なので、
例えば、強行すれば、3日間で九州の3県を巡って、野村誠の作品をめぐるツアーもできるなぁ。
1月27日 霧島アートの森(鹿児島県霧島市)
(もちろん、それぞれの県で他のところも観光すれば、もっと何日も滞在したらいいと思うけど)
という九州3県での作品発表の一つ目、熊本県宇城市の不知火美術館の作品ができたので、今日からは、大分県日田市に。
高村木材さんから、オリジナルの木製パーカッションの追加分が届いていて、丸太のキックドラムが完成していて、バスドラムみたいでカッコいい。低音の木琴も指定の長さで作ってもらったが、思ったピッチと違い、計算と実際は違うので、彫刻刀で削りまくって、調律する。1時間ほど、彫刻刀で木を削り続けて、木と仲良くなる。木が同じ密度で同じ材質だったら、計算した長さで音の高さが決まるのだろうが、木目があって硬いところと柔らかいところがあるので、同じ板から切り出しても、実は硬さや重さや密度が違うのだ、ということが、削っていて体感できた。
その後、川端さん、及川さん、舞台スタッフの方、森山さんと2時間を超える打ち合わせ。出演者だけで90名近くいるのだ(祇園囃子保存会が20名ほど、吹奏楽が30名ほど、合唱団が15名ほど、パトリア音楽工房が10名ほど、相撲部が数名、木レンジャーが6名ほど、チェロの宇野さん、ピアノの古賀さん、元力士の一ノ矢さん)。大ホールとは言え、この90名の出演者が入れ替わり立ち替わり舞台に登場する。これを交通整理して、スムーズに公演を行うのが今日の打ち合わせの鍵。各シーンごとに、舞台上の配置、音響機材、段取りで必要なことを確認していく。
夜はパトリア音楽工房のワークショップ。現時点での上演台本をお配りして、最初のシーンから順番に確認していく。パトリア音楽工房のメンバーは、小学生とお母さんという親子が二組いて、昨年のミュージカルで主演した高校生、ピアノ教室の先生、司会もされるジャズシンガー、ホール職員、というメンバーで、専門性の高いパフォーマーと和気藹々な家族の雰囲気が同居している。
木製パーカッションでの《一番太鼓》
リエさん+呼春さんのボーカルで《ガチガチムキムキ》
歌、石、楽器での《たたみ石》
オリジナル木琴と拍子木による《相撲大会の招待状》
呼春さんによる太宰府天満宮の神様の使いの演技
木製パーカッションと吹奏楽による《あなたの相撲のお相手は》
下駄まわしパフォーマンス+リエさん+呼春さんのボーカルで《優勝した日田どん》
みんなで楽器で《カエルのカノン》
結構、出番が多いけど、8月から積み上げてきたので、自然に体に入っている部分も多く、忘れている部分も練習すると思い出す。リエさん+呼春さんのダブル朗読+ボーカルも、とても説得力がある。最後には、衣装のTシャツのデザインの相談もした。
昨日までの寝不足が続いていたので、ホテルで温泉につかってのち、熟睡。