野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

「どんどん日田どん!」どんどん進む

大分県の日田に来る。2021年のプレから考えると、1年半の準備期間を経てのパトリア日田の15周年記念公演『どんどん日田どん!』が1月29日に迫っている。今日から3日間の日田滞在。

 

www.patria-hita.jp

 

ぼくとしては、大規模な市民参加型の劇場公演としては、2007年のえずこホール宮城県仙南)10周年公演『十年音泉』で、吹奏楽、児童合唱、ギター部、音楽ワークショップ、演劇ワークショップ、ダンスワークショップ、美術ワークショップなどで行った公演が最初。2019年の鳥取銀河鉄道祭でのゲキジョウ実験!!!『銀河鉄道の夜→』は、クロスジャンルバンド『門限ズ』として構成・演出をして、児童合唱、弦楽合奏、音楽ワークショップ、演劇ワークショップ、ダンスワークショップ、美術ワークショップなどで行った公演で、やはり何度も鳥取に通った。

 

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上記2公演同様、今回、日田に何度も通い、ワークショップを重ね、吹奏楽、児童合唱、音楽ワークショップなど、市民参加による公演。上記2公演と違って、ダンス、演劇などの要素はないが、逆に、相撲、林業関係の出演者があり、地元の伝統芸能の日田祇園囃子、地元の民話を元にした紙芝居などの要素があるのが特色。

 

今回の公演のセールスポイント、ざっと書き出すとこんな感じ(もっとあるかも)。

 

1 林業の町ならでは、高村木材さんが制作したオリジナルの木の楽器が数多く登場

2 木をプロモートする木レンジャーが出演

3 パトリア音楽工房は、子どもも大人も混じってのアットホームな音楽づくり

4 地元の民話「日田どん」を元に制作した紙芝居とともに進行するコンサート

5 表現力豊かな語りの二人で進行する紙芝居

6 元力士の一ノ矢さんをゲストに招き、地元の相撲関係者も出演

7 祇園囃子、河童踊りなど、郷土芸能も紹介

8 吹奏楽、合唱、チェロとピアノなど、ほぼ全曲、野村の書き下ろしの新曲

9 ブギウギから無調音楽まで、様々な曲調の音楽を次々に聞ける

 

ということで、本日は、担当の川端さんと打ち合わせの後、パトリア音楽工房のワークショップで、木レンジャーの方々も見学に来られたり、相撲関係の方の打ち合わせがあったり、本番に向けて、準備が進行中。