野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

佐久間徹の寺子屋/野の古典/薬剤師序曲と交響曲/香港のレポ

中国正月。あけましておめでとうございます。

 

「問題行動マガジン」のインタビュー記事佐久間徹の寺子屋「問題行動は、問題ではない!」 – 問題行動マガジンが公開になった。佐久間新さんのお父さんで心理学者の佐久間徹さんの過激な発言の数々。めちゃくちゃ面白い。

 

「四股1000」で毎朝、安田登『野の古典』を音読していて、古事記についての解説が面白すぎて、驚きと笑いに溢れる。日本文学の古典をこんなに楽しめるのかぁという素晴らしい本。西洋音楽の古典も、こんな風に楽しめると、という企図されたのが「ハイドン大學」。ということで、2月16日の「ハイドン大學」では、鈴木潤さんと野村が、古典中の古典ハイドンの面白さを、現代的な感覚で言語化していく試み。

 

今回は、「薬剤師序曲」と3つの交響曲(75番、79番、83番)の4曲。そもそも、オペラのタイトルが「薬剤師」って、既に面白いなぁ。今日はハイドンの楽譜を見まくり、だんだん、ピアノの連弾を作曲したくなってきた。明日は、《ハイドン盆栽 第10番》をピアノ連弾として作曲するかも。

 

実は、ハイドンに全く興味がなかった野村は、4年前(2017年2月)に「ハイドン大學」のレクチャーをした時は、最初で最後と思っていたのに、なんと既に21曲もハイドンを解説していた。今回4曲やるから25曲もハイドンの譜面を読んでいる。もはや、ハイドンの初心者とは言えないなぁ。これまで解説した曲は、

 

1番、8番、12番、16番、26番、28番、37番、38番、47番、51番、54番、60番、64番、65番、78番、91番、93番、94番、95番、97番、100番 

今日は、この25曲の譜面を見比べてみた。25曲も見ることで見えてくることもあって面白い。

 

その後は、3年前の香港レジデンスのレポート冊子を作成すべく、3年前のブログを読み返す作業。3ヶ月のレジデンスも2ヶ月半まで読んだ。ここ数日で一気に原稿をまとめていきたい。

 

野村誠✖️日本センチュリー交響楽団 post-workshop作品集『ミワモキホアプポグンカマネ 〜就労支援から相撲まで』のトレイラー動画が次々にできあがっていて、それらをチェック。映像会社の日本パルスの方々が本当に音楽を楽しんで動画を編集してくださっているのが有難い。