野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

こどもの合唱団と大人の交響楽団とこどもと大人の演劇と

観測史上最大級と言われる台風19号が接近している。台風のコースは、鳥取からは外れて、暴風域に入らない見込みなのに、深夜から強風と大雨。どんなに大型の台風なのだろう。

 

午前中の鳥取少年少女合唱団とのリハーサルは、予定通り行われた。野村作曲の合唱曲「いつのまにか銀河ステーション」に、鳥取市交響楽団のヴァイオリ二ストも加わっての練習。小学生から高校生までの子どもたちの歌声。徐々に自信を持って歌う子どもたち。短い時間にどんどん成長していく。

 

その後、ヴァイオリニストたちと、演劇チームの合同練習。演劇チームから、こんな身近でヴァイオリンを聴くことがなくって、一緒にやれて感動との声。日々、身長も伸びている小学生たちの演技やダンスの成長もすごい。

 

午後のワークショップは、すべて中止。まだ上陸もしていないし、関東に向かっている台風なのに、山陰地方にこれだけの横殴りの大雨をもたらす台風。とりあえず、室内で門限ズで打ち合わせ。

 

藤浩志さんが、秋田から大阪に飛ぶ唯一の便で大阪に移動してのち、高速バスで鳥取までやって来る。舞台美術を担当。たくさん作ることを臆することない美術家。

 

台風による大雨のニュースを鳥取で見ながら、荒川と隅田川にはさまれた千住のことを心配する。無事を祈るばかり。