水戸芸術館での滞在制作。テアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ(TMI)=ダリオ・モレッティ+野村誠+やぶくみこ。
朝、昨年の城崎で上演した「うつくしいまち」の動画をダリオさん、やぶさん、水戸芸術館のスタッフの方々と見てみる。改めて見ると、思っていた以上に良い作品で、びっくりする。こんな面白い舞台、多くの人に見て欲しいな。
ということで、最初のシーンからリハーサルをしていく。思い出しつつ、水戸芸術館バージョンとして、再創造されていく。特に、今回は、コンサートホールで上演するために、音響的に大変よい環境であり、逆に映像や照明的には、不自由なこともある。こうした条件によって、また作品が影響を受けて、変化していくのも面白い。昨日、お茶会で茶室の話を聞き、そこで語られていたことは(ぼくの理解では)、ある物をそのまま活用する、融通をきかせる、ということ。その精神でやれる3人なので、楽しく創作が続く。
夜は、花火だそうで、花火がよく見えるスポットを教えてもらい、イタリアでは、こんな凄い花火はない、とかなんとか言いながら、楽しく花火を見る。これも、明後日の「うつくしいまち」公演に影響するのでしょうか。
宿舎に戻り、「移調の限られた銀杏のまなざし」を完成させる。