野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ピカソは絵がうまい

砂連尾理さんの誕生日か。ちょうど一年前に、砂連尾さんの「猿とモルターレ」を見て、あれから1年。

年度末のこの時期は、いろいろな報告書などなどの校正とか、やって来る。今年度も色々やったことを思い出す。そして、東日本大震災から7年の月日が経っていることも思い出す。しかし、フランスにいると、また、日本との距離感が違って感じられる。

午前中は、ドビュッシーの譜面をコラージュして遊ぶ。

11時に、ニホさん、ヤスハさんと待ち合わせして、お茶をして後、ランチ。フランスお惣菜ビュッフェを満喫。その後、ピカソ展へ。たまたま、ピカソ展やっていてくれたおかげ。実物をいろいろ見てみると、このおじさん、随分、迷いなく線を引いているなぁとか、迷いなく色を塗っているなぁ、と思う。どうして、こんなに思いっきりいいんだろう。ある意味、書道家が一気に文字を書くような感じすらする。それにしても、絵が上手であると同時に、膨大な量を描いて、この域に達したとも言える。描くのが好きだったのだろう。ぼくも、ピカソ北斎くらいたくさん作曲し、演奏して、少しでも自分の音楽力を高めたいものである。

そのまま、ニホさんのお宅へ。山彦さん、ゆう、バンシアンヌとも再会。スーパーで味噌を見つけたので、夕飯は、ご飯と具沢山味噌汁になる。