野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

さいたまトリエンナーレ武蔵浦和ー中浦和

朝、地震で目を覚ます。酷くゆっくり横に揺れるので、島原ジオパークの大野さんの説明に従えば、遠くでの大きな地震の可能性がある。一体どこだろう?心配だ。テレビをつけると、東日本大震災の余震で、かなり大きな地震で、津波の心配もあるとのこと。皆さん、お気をつけ下さい。

さいたまトリエンナーレに参加していますが、まだ見られていないエリアがあります。今日は、武蔵浦和中浦和エリアを鑑賞。天気もよく、武蔵浦和からの住宅街の散歩道を楽しみながらアート作品を楽しむのが楽しい。さらに、坂道を上り、団地のすぐ前にある旧部長校舎という建物で、野口里佳松田正隆らの作品を鑑賞。野口里佳の24年前の写真作品が、遥か昔の物語のようであり、24年後に同じ場所を撮った映像作品は見たことのない不思議なダンスパフォーマンスのようでありました。松田正隆らによる演劇インスタレーションも、よかった。今回のさいたまトリエンナーレでは、演劇のアーティストの展示がいくつもあって、それらは、展示として演劇をどのように展開するのかを試行錯誤していた上で、貴重な機会だったと思います。演劇を展示する可能性を探っている場に遭遇できたのも、刺激的だった。鈴木桃子の現場制作の精密な鉛筆画なども良かった。日比野克彦の作品を見るために、さらに池のある公園に向かった。もはや、作品が見られなくても、この浦和の住宅地の中を歩き、池で釣りをする人々の姿を見られただけでも、このアート散歩に参加した甲斐があるなぁと、日比野さんの作品をそうした風景の一部として、楽しめる浦和散歩、満喫しました。

その後、東京藝術大学の千住キャンパスに移動。12月末のインドネシアツアーに向けての「だじゃれ音楽研究会」のリハーサル/ミーティング。

本日の一曲。Avet Terterianの「交響曲7番」。ソリストにフレームドラム!