野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

釜ヶ崎オ!ペラ2(ワークショップ2日目)

1月31日「釜ヶ崎オ!ペラ2」に向けてのワークショップ2日目。しかし、その前に1月23日の「世界のしょうない音楽祭」があるので、釜ヶ崎に行く電車の中で、17日の「世界の庄内音楽ワークショップ」の音源を聴き、23日のコンサートに向けて、あと演奏をよくするのに、何ができるか、考える。

ワークショップは、昨日あまりできなかった即興を中心に。舞台美術として使う予定のカンオケを活用しての即興の舞踊と音楽。15分くらいの中で、様々な場面が展開。ここで、突然、小学生の一群が訪ねて来る。国際交流クラブの4〜6年生が覗きに来たとのこと。聞いてないよー、と思うが、突然、ウッティさんを含めた即興デュオダンス+即興音楽を、子どもたちにいきなり鑑賞してもらい、コメントをいただく。

この小学校の先生、「実は、私、野村さんとイギリスで会っています」と言われて、えっ、いつ?と思ったら、1995年にぼくがヨークでやった「神戸のためのコンサート」の時、地元の新聞York Evening Pressの記事を見て、ボランティアで手伝わせて下さい、とやってきてくれた大変頼もしい日本人ボランティアチームの一人。驚きの再会です。長く生きると、別れの悲しみも多いけれども、再会の喜びもあるのですね。

その後、子どもたちガムラン体験、さらに、ウッティさんによる身体ワークショップ。

子どもたちが帰った後、昨日ウッティさんが作った振付を復習しようと思ったら、ウッティさんがどんどん次々に新しい振付けを思いつき、創作になった。過去を振り返るのではなく、今を生きるしかないのです。

ということで、2日目も濃厚な時間でした。

京都に戻る電車の中で、再び、「世界のしょうない音楽祭」に向けて、音源を聴きながら考える。

1月23日は、世界のしょうない音楽祭
1月31日は、釜ヶ崎オ!ペラ2